埼玉県立御三家の偏差値
埼玉県では県立御三家と呼ばれる高校がある。
浦和高校、大宮高校、浦和第一女子高校である。
これら3校はいずれも、現在のさいたま市(昔は浦和市と大宮市と与野市にわかれていたけど、2001年に合併)に所存する高校である。
おそらく、有名度でいえば浦和高校が一番であるが(おそらくではなく確実に一番有名)、入試の学力というところでは3校がしのぎを削っている。
また、噂レベルで色々聞くと、大宮高校はウン十年前はそこまで偏差値が高くなく、ここ10年ちょっとでレベルあげてきた模様(wikipediaによると2009年までの東大合格者数は83名とその時点では県立で6番目だったとのこと。2010年に単年二桁を初めて達成し、その後は浦和第一女子も抜いていると思います。実際の計算はあとでやってみます)。
偏差値
浦和高校 74
大宮高校(理数科) 75
大宮高校(普通科) 72
浦和第一女子 73
である。偏差値的には大宮高校の理数科が一番高い。
ちなみに大宮高校理数科は定員40名の超狭き門である。
東大合格者数
高校に入学できるという意味での偏差値はそこまで大きな差は開いていないが、東大の合格実績という点においては大きな差が開いている。2018年度入試の大学合格実績においては、
浦和高校が22名(現役10名)
大宮高校が5名(現役2名)
浦和第一女子が4名(現役3名)
であった。
これはおそらく、高校のカリキュラムが優れているというよりは、埼玉県の受験生のうち、本当のトップ層(偏差値が75とかを余裕で超えちゃうレベル)は浦和高校を選んでいるということだと思う。(もちろん、浦和高校の教え方が素晴らしいこともあると思うが、このトップ校同士であれば、そこまで変わるとも思えない)
埼玉県では浦和高校から東大というルートを目指すのがエリートコースなのであろう。
なお、埼玉県は全国的にも珍しい男女別学がいまだに残っている。
そして、この男女別学は学力上位層校で多く採用されている。公立・私立を問わずその傾向がある。
埼玉県外で高校受験を経験してきた親にとっては何とも違和感のある制度だと思った。
ちなみに、浦和高校は男子校である。
浦和高校から東大を目指す人たちは硬派な人でもあると言えるのではないかと思う。
その硬派な考えが東大合格を成し遂げているのかもしれない。
他の2校は、大宮高校が共学、浦和一女高校が女子高である。
なんとなく、大宮理数と浦和高校のどちらにもいける偏差値があって
男子校を選ぶ時点で、なんだか懸けるものが違う気もしないでもない。。。