【埼玉】【高校受験】目指せ!県立御三家

我が家の高校受験(埼玉県の県立をメイン)について書き連ねていきます。長女が2021年に受験しますので、それまでの軌跡を残したいと思いブログをスタートさせました。まだ中二(2020年1月時点)なので目指すは県立御三家と呼ばれている浦和高校、大宮高校、浦和第一女子高校のレベル!!!とりあえず、夢は大きく!さすがに国立の超トップ高と言ってない分望みはあるかなと…

2020年入試における各校の倍率と大宮高校の新倍率

2020年の合格者発表が先月に出ました。

ここで各校の倍率やそのからくりについて少し説明したいと思います。

(カラクリは憶測の域を脱してませんの注意してください。ただほぼ確定だと思いますが)

  

御三家各校の倍率は以下の通りです。

 

学校名 学科名 定員数 入学許可予定者数 志願者確定者数 今回倍率 昨年倍率
浦和 普通 360 358 534 1.49倍 1.44倍
一女 普通 360 358 495 1.38倍 1.35倍
大宮 普通 320 318 416 1.31倍 1.38倍
大宮 理数 40 40 79 1.98倍 2.18倍

 

大宮理数科の倍率が桁外れですね。大宮理数科は埼玉県公立高校のトップに

位置しているので、ここを受験してくる生徒もほんと優秀な生徒さんたちの

集団でしょう。そしてこの倍率を勝ち得てくる生徒たちは本当のエリートだと

思います。おそらく、中学受験組、国立高校合格組にも引けを取らない層だと思います。

 

ちょっと、話が理数科の話に特化しちゃいましたが、

3高(4学科)の倍率の話に戻すと、浦高、一女についてはほんとこのまんんまです。

この倍率がそのままの競争率です。

とわいえ、埼玉県全体での公立高校平均倍率は1.16倍なので、高倍率なことは

言うまでもありません。

 

そして、

今回お話したいのは、大宮高校の部分です。

普通課1.31倍、理数科1.98倍

となってますが、実はこの倍率にはカラクリがあります。

 

そのカラクリというのは、大宮高校の選抜基準に書かれています。

どの部分かというと、それぞれの科の最後の欄です。「第二希望」という欄。

ここに両課ともに「普通科と理数科の間で、相互に第2希望を認める」と

書いてあるのです。

 

これは相互に第2希望となってますが、偏差値や倍率の差から

実質は理数科に対する普通科の第2希望となってます。

おそらく、この制度が大宮理数の倍率をここまで引き上げているひとつの

要因だと思います。

(もちろん、このレベルの受験生層は私立の特待、国立の合格者も

いるでしょうから、強い気に県立を受けられるというのもあると思います)

 

なので、普通科を目指す生徒さんは1.31倍という倍率を信じてはいけないのです!

理数科も合格するようなレベルの人達は関係ないかもしれないですが、

ボーダーラインの人たちはこの倍率に騙されてはいけません!

 

そして、理数科の倍率1.98倍という数字は、純粋に理数科だけを望んでいる

受験生の倍率であって、

「できれば理数科、まぁでも大宮高校にいければ普通科でもいっかぁ」と

考えている受験生の倍率としては、もっともっと緩くなります。

 

 

で、、、

 

実際、どのくらいの倍率が本当の倍率なのか?

理数科第一希望で普通科第二希望という受験生で普通科に流れてきた

生徒さんが何人くらいいるのか?だと思います。

 

それはずばり、2020年度入試では20人です。

 

(ここが冒頭の憶測の部分です。一旦は倍率の話をするのでこの流れてきた人数がわかったカラクリは下段のほうに書きます)

 

普通科を第一希望にして、普通科のボーダーラインにいる人たちは

普通科の倍率1.31倍にプラスして、この人たちを交えて競争しなくてはいけません。

(理数科第一希望、普通科第二希望でどちらも不合格の人もいるでしょうから、

 実際はもっと高倍率のはずです。普通科第二希望を出していない人もいるでしょうから、このどちらも不合格者の数字は公表されている情報からでははじけません)

 

とりあえず、この流れて来た人数分は合格者数が下がります。

実際、普通科第二希望組分を定員から引くと、「入学許可予定者数」は298人まで

押し下げられ、倍率としては1.39倍となります。

なので、大宮高校の普通科は他の二校に比べて、少し楽なのかな?

と思うのは大間違いです!

 

 

もし、理数科を目指していた人が全員普通科第二希望にしていたら、

理数科不合格数は38人なので、1.48倍となります。

 

 大宮高校を受験する人は、こういったカラクリも理解したうえで受験しないと

いけないと思います。ここ数年、大宮高校の偏差値は上がっていると聞きます。

理数科を目指している超トップ層が第二希望でも普通科という流れが出てきて

いるのだと思います。今後も大宮高校の難化は続きそうです。

 

 

最後に、理数科受験組のうち、なぜ普通科に流れた人数がわかるか?という

ことですが、これは発表される受験番号です。

各学校は合格発表当日から数日間は学校のホームページで合格番号一覧を掲載して

ます。ここで合格した受験者の番号がわかるわけですが、

普通科受験者は1000番台、理数科受験者は5000番台のようなのです。

(ここが憶測になります)

理数科合格者一覧には5000番台が約40個ならび、普通科はずーと1000番台が

ならび、最後のほうに5000番台が並びます。なので、この普通科の最後に

ならんだ5000番台が理数科から流れてきた受験生だと推測できるのです。

理数科側に1000番台の受験番号はなかったです。

普通科が不合格で理数科に合格するパターンとしては、数理が100点で、

ほか3教科が極端にできなかった場合に、普通NG理数OKという現象が起こる

でしょうが、まぁそういう極端な話はなかなかないのでしょうね。

 

ちなみに、埼玉の上位高で越谷北高校というところがあります。

こちらも普通科と理数科という2科があり、大宮高校と同じく第二希望を

認めております。

合格発表を見たところ、同じように受験番号の先頭一桁が違っていました。

 

以上、今回は倍率についてでした。